かもつぶ。

かものはしのつぶやきなので、かもつぶ。

お茶受け音楽

若い知人から、京都土産をいただいたんでした。
そもそも食い意地のはったカモが「京都の抹茶生チョコ食いてええ」といったがために、ちょうど東京遠征にくるところの若人が骨折りをしてくださった。
が。 抹茶生チョコ見あたらず。KIOSKで抹茶まんじゅうのようなものを買うてきてくらはった。ありがたや。 元来、抹茶好きなもんで、生チョコでなくとも嬉しや。


ところで。
くだんの生チョコは宇治のもんでした。なんたら久兵衛商店とか言うのだった。ありゃ絶品じゃあ。


はっ。いかんいかん。食い物に目をすっかり奪われてはイカン。食いもんと一緒にCDを3枚、いただいたのでした。 これがね、良かったんだ。
いや、食いもんもらったからほめてるわけじゃないぞー。
いただいたのは「風博士」と「細胞文学」と「カンガルーノート」という3つのグループのもので、どれも違った個性のもんでした。


「風博士」は1曲目、ついぷぷっと笑ってしまった。
ペンギン・カフェに日本語の歌ついてたらこんな感じだ、って。
なーんかね、歌や歌詞やメロディは繊細風な今の青年のものなんだけれど、音がどこかはみ出していて、大丈夫か?って思う音色がいたり。そのかわいらしさがいいんです。

細胞文学は、ウマイ。けれどなんだか、家にあったぞってなジャンクな楽器でロバート・ワイアットやってるみたいな(笑)。ちゃんとした楽器使ってるのに、なんででしょうね。それにしても音数すくなーい! 気持ちいー! いいんです。これで。隙間なんて開いてていいんだ。構成なんてABABCABじゃなくていいんだ。破片みたいなものでもいいんだ。いい空間だなあ。

で、カンガルーノート。
これまた志は「マジカル・ミステリー・ツアー」とか「サージャント・ペパーズ」なんだが、その辺の道具で演奏してるみたいな駄菓子な感じがお気に入りです。そうそう、駄菓子っぽいの。ポップなのにマイノリティでキッチュでちょっと毒な(笑)
かなりイイなあ。

この抹茶餅セット3枚組はすげーお得でしたねえ。


しかし。
京都っておもしろいなあ、とこのところ思ってます。
音楽シーンがね。
以前からヘンだったけれど、なんというか自由だな。
それと空間の心地良さが音楽の中で大事にされていて、それがとてもいいことだなあ、と思う。
だからこのところ出会った京都の音は、みんな音の向こうに風景を見つけることができるんだよね。

音の隙間って、自分をおいてこれる貴重な場所だからなあ。
おいしいお菓子とおいしい音楽、幸せこの上なしかもかもかものはし〜。